仕事ひとすじの50代男性が、はじめての家庭を持つまで

国際結婚アドバイザーとして日々多くのご縁に立ち会っていますが、Uさま(50代・男性・初婚)のご成婚は、私にとっても忘れられない一組です。

Uさまは、若い頃から製造の現場ひとすじに歩んでこられた方でした。ひとつの会社に三十年以上勤め上げ、まじめに、こつこつと働く。その姿勢は本当に立派で、面談でお会いするたびに、誠実なお人柄がにじみ出ていました。ただ、仕事に打ち込むあまり、ご自身の結婚については「気づけば後回しになっていた」とおっしゃいます。周りの同僚が家庭を築いていく様子を横目に見ながら、「自分はこのまま一人なのかもしれない」と、半ば諦めの気持ちを抱えていらしたのです。

はじめてご相談にいらしたとき、Uさまは国際結婚という選択に、少なからず戸惑いを感じておられました。「言葉も文化も違う相手と、本当にうまくやっていけるのだろうか」――これは、当相談所を訪ねてくださる多くの男性が最初に口にされる不安です。私たちがまず大切にしているのは、その不安をなかったことにしないこと。ひとつずつ丁寧にお話をうかがい、疑問に向き合い、ご本人が納得したうえで一歩を踏み出せるよう、時間をかけて寄り添っていきます。

Uさまの場合も、焦りは禁物でした。長く独身でいらした方ほど、生活のリズムやこだわりが確立されています。だからこそ、「どんな人と、どんな暮らしを築きたいのか」を一緒に言葉にしていく作業を、じっくり重ねました。趣味は旅行と映画、そしてご自宅では犬を可愛がっていらっしゃる。穏やかで、家庭的な時間を大切にされる方だと、対話のなかで少しずつ像が結ばれていきました。

そして出会われたのが、今の奥さまです。落ち着いた雰囲気の、思いやりにあふれた女性でした。国際結婚では、条件やスペックよりも「一緒にいて心が安らぐか」が、長続きの何よりの鍵になります。お二人は初対面からどこか自然体で、言葉の壁を越えて、穏やかに心を通わせていかれました。交際が進むにつれ、Uさまの表情がやわらかくなっていくのを、私たちも嬉しく見守っていました。

ここで、少しだけ私たちの現場のお話をさせてください。国際結婚と聞くと、「言葉が通じないのに、どうやって心を通わせるのか」と疑問に思われる方が多いはずです。けれど実際のお見合いや交際の場では、通訳のサポートを交えながら、ゆっくりと、けれど確実にお互いの人柄が伝わっていきます。大切なのは流暢な会話ではなく、相手を思いやる態度や、まなざし、ちょっとした気遣いです。Uさまは口数の多い方ではありませんでしたが、お相手の女性は「話し方は静かでも、誠実さがまっすぐ伝わってくる」と感じてくださいました。言葉数の少なさが、かえって信頼につながったのです。

交際期間中、私はUさまに一つだけお願いをしました。「格好つけず、ありのままの毎日をお相手に見せてください」ということです。無理に自分を大きく見せようとすると、結婚後に必ずどこかで無理が出ます。反対に、素の自分を受け入れてもらえた関係は、何十年先まで穏やかに続いていきます。Uさまは、そのお願いを素直に実践してくださいました。愛犬と過ごす休日のこと、好きな映画のこと、旅先で撮った何気ない写真のこと。飾らない話題を重ねるうちに、お二人の距離は自然と縮まっていったのです。

そして、結婚生活を具体的に描けるかどうかも、私たちが丁寧に確認する大切なポイントです。どこに住み、どんな一日を過ごし、お互いの家族とどう関わっていくのか。理想だけでなく現実的なイメージを共有できたとき、お二人の気持ちは確信へと変わりました。ご成婚は、勢いではなく、こうした一つひとつの積み重ねの先にあるものなのです。

ご成婚のご報告をいただいた日、Uさまは照れくさそうに、けれど確かな幸せをたたえて「この歳になって、はじめて家庭というものを持てました」とおっしゃいました。役所へ二人そろって婚姻届を提出し、夫婦として新しい人生の一歩を踏み出されたのです。その言葉に、私は胸が熱くなりました。

アドバイザーの立場から一つお伝えしたいのは、Uさまのように「仕事ひとすじで生きてきた誠実な男性」は、国際結婚において非常に良いご縁に恵まれやすい、ということです。派手さゆ器用さよりも、まじめさゆ安定した生活基盤、そして相手を大切にする姿勢こそが、お相手の女性やそのご家族にとって、最も信頼できる価値だからです。ご自身では「取り柄がない」と感じておられた方が、実は誰よりも求められている――そうした場面を、私は数えきれないほど見てきました。

もちろん、結婚はゴールではなく、二人の生活の始まりです。ご成婚後も、言葉や習慣の違いから、戸惑う場面はきっとあるでしょう。けれど、当相談所ではご成婚後のサポートも大切にしています。新生活の相談ごとにも、必要なときにはいつでも寄り添える。その安心感があるからこそ、多くの方が一歩を踏み出す勇気を持てるのだと思います。Uさまご夫妻も、これから二人で小さな課題を乗り越えながら、絆を深めていかれることでしょう。

「もう遅い」と、ご自身で線を引いてしまっている方は少なくありません。けれど確実にいました。そのお願いを素直に実践してくださいましたUさまのお二人は、まさにそうしたいのは、私のお願いを素直に実践してくださいました。愛犬と過ごす休日のこと、好きな映画のこと、旅先で撮った何気ない写真のこと。飮らない話題を重ねるうちに、お二人の距離は自然と縮まっていったのです。

そして、結婚生活を具体的に描けるかどうかも、私たちが丁寧に確認する大切なポイントです。どこに住み、どんな一日を過ごし、お互いの家族とどう関わっていくのか。理想だけでなく現実的なイメージを共有できたとき、お二人の気持ちは確信へと変わりました。ご成婚は、勹いではなく、こうした一つひとつの積み重ねの先にあるものなのです。

ご成婚のご報告をいただいた日、Uさまは照れくさそうに、けれど確かな幸せをたたえて「この�끫なって、はじめて家庭というものを持てました」とおっしゃいました。役所へ二人そろって婚姻届を提出し、夫婦として新しい人生の一歩を踏み出されたのです。その言葉に、私は胸が熱くなりました。

アドバイザーの立場から一つお伝えしたいのは、Uさまのように「仕事ひとすじで生きてきた誠実な男性」は、国際結婚において非常に良いご縁に恵まれやすい、ということです。派手さゆ器用さよりも、まじめさゆ安定した生活基盤、そして相手を大切にする姿勢こそが、お相手の女性やそのご家族にとって、最も信頼できる価値だからです。ご自身では「取り柄がない」と感じておられた方が、実は誰よりも求められている――そうした場面を、私は数えきれないほど見てきました。

もちろん、結婚はゴールではなく、二人の生活の始まりです。ご成婚後も、言葉や習慣の違いから、戸惑う場面はきっとあるでしょう。けれど、当相談所ではご成婚後のサポートも大切にしています。新生活の相談ごとにも、必要なときにはいつでも寄り添える。その安心感があるからこそ、多くの方が一歩を踏み出す勇気を持てるのだと思います。Uさまご夫妻も、これから二人で小さな課題を乗り越えながら、絆を深めていかれることでしょう。